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CATIA研修をスタートしました(CAD経験者・未経験者向け)

機械や電気など「ものづくり」領域のエンジニアが所属するR&D事業本部の東京支店で、10月よりCAD経験者と未経験者向けのCATIA研修がそれぞれスタートしました。

※CATIAとは
ハイエンド3D CADソフトウェアです。製品の企画、設計製図、生産、アフターサポートまで一元管理が可能となり、今や自動車、航空宇宙・電気・産業機械・鉄道・エネルギー業界など幅広い業界で使用されています。

CATIA研修01

■「ツールの使い方」だけではない、実践に近い研修内容を展開する

このCATIA研修は、現役エンジニア(社員)が講師となり、自身の経験則から研修カリキュラムを作成しています。

第一回目の授業では「基礎編」として、部品の3Dモデリング、作成したモデルのアセンブリ(組み立て)などを行いました。
実際に製品のモデリングをした後、1人ずつ作成方法の説明と、講師とメンバーからの質疑を受けます。1クラスあたりは少人数(4~6名)で構成されているため、活発に質問や意見交換がされやすい雰囲気です。

CATIA研修02

経験のあるエンジニアは、実務で学び自ら技術を習得することが当たり前になっています。しかしながら、ツールの使い方などは自己流に陥りがちで、正しい手順での操作方法や、効率的な新しい操作方法を学ぶ機会が少ないことが大きな課題です。

また、研修の目的はCATIAの操作方法の習得だけではありません。
・実際の部品の動きや製品の作り方をイメージさせる研修を通し、機械要素ごとの性質や製品機能の本質を捉えること
・受け手にわかりやすい、シンプルな業務報告アウトプットを行えること
・他者のモデルツリーへの指摘や、改善策の提案を行えること
など、かたちを作るだけの「作業者」ではなく、より高い付加価値を生み出す人材の育成を目指しています。
この研修は全6回、月1回開催を目安に約半年間行う予定です。

受講者の感想(※一部抜粋)

・久しぶりにCATIAをじっくり使った。実務では、独学かつ応用的な機能を使っていたが、基本に立ち返ればスムーズに作成できるものだと感じた。
・普段は単純な形のモデル作成作業が多く、複雑な形状は自己学習でしか経験がなかった。他の人のモデリング方法も知ることができ、勉強になった。
・自分の考えを上手くまとめて、相手に伝えるのが難しいと感じた。何故この形状にしたのか、何故この寸法なのかなど、説明の仕方も学んで行きたいと思った。

CATIA研修03

<実際の研修で使用したCATIAイメージ>

研修当日は、立川支店や高崎支店からも研修参加者以外の社員も見学に来ており、他拠点からも注目を集める取り組みとなっています。
今後、東京以外の拠点や、未経験人材向け、製品・部品を触りながらの行う研修などの展開を想定しています。
アウトソーシングテクノロジーでは、現場で就業し、活躍している現役エンジニアが、会社やエンジニア間で、直接フォローを行うことのできる環境作りを強化して行きます。